binary ghost

どこにでもいて、どこにもいない二進法の幽霊

雨と夢のあとに

 

最近ハマってたドラマを

昨夜見終わってしまった

 

結論から言うと

しゅんごいよかった

明日からなにを楽しみに生きりゃいいんだよ… 

それくらい愛しい

ハートウォーミングな作品だった

 

もうラスト二話は泣きすぎで

終始ばぶばぶ言って鼻水盛大に垂れ流し

顔がヒリヒリするくらい腫れ上がり

ティッシュ一箱使い切る勢いとなり

 

「いま見終わったよ( i꒳​i )」と

薦めてくれた友達に報告のメールをしたら

電話がきて

「ほんとに泣いてるしwwwwww」と

プゲラされるくらいだった

(でもその友達なんか三回も見てるし本人も相当泣いてる)

 

そこで、是非オヌヌメしたい

雨と夢のあとに

何がいいって演者のすべてがはまり役で

キャラクターが立っているし

脚本も音楽もしっかり仕事を果たしている

 

 

第一話で明かされることなので書いてしまうが

舞台は雨(黒川智花さん)と朝晴(沢村一樹さん)の

父子が慎ましく暮らす桜井家

ジャズの音楽講師をしながら、趣味の蝶採取をする朝晴が

海外で幻の蝶を追いながら

命を落としてしまうところから

物語は始まる

 

雨ちゃんのお母さん、月江さんは

雨ちゃんが一歳の時に亡くなっていて

まだ14歳の雨ちゃんを遺して

朝晴パパは成仏なんてできず

自分の遺体なんてほったらかして

日本に帰ってきてしまう

 

恩人で親友のタケさん(ブラザートムさん)

となりに住むしっかり者の絵本作家にして

美人霊能者、暁子さん(木村多江さん)

雨ちゃんとも仲良しで家族のようなお付き合いのある

タケさんさんの息子、浪人生の北斗(速水もこみちさん)

タケさんの奥さん、キリコさん(美保純さん)

 

みんなの協力を得ながら

雨ちゃんには

「父は死んだ」という真実を必死に隠し

幽霊の父と娘の奇妙な生活が始まって

霊魂と暮らしていることに気づかない雨ちゃんが

様々な事件に巻き込まれていくのだが

なにを置いてもまず、雨ちゃんがきゃわいい

 

どのキャラクターにも思い入れがあって

大好きなんだけど

雨ちゃんの素直さと

ぷりぷりもりもりツヤツヤしたほっぺたと

子犬のような愛くるしさで

大好きなお父さんにぱたぱたしっぽを振っているかのような

なつき具合は胸が締め付けられる

 

最初は、なんというか私も

あー、うん…まぁいんじゃない?

くらいの感想だったが

「騙されたと思って五話まで見て」と言われ

五話を見終えた頃には

キャラクター全員が大好きになっていた

もちろん五話も盛大に泣いた

 

伏線の回収も無理がなく美しいし

シリアスの中にふふっと笑える部分や

恐怖や感動が盛り込まれていて

大満足だった

 

何故これがもっと評価されないのか

私は疑問に思う

 

時間がある方はぜひ見て欲しい

せめて五話まで見て判断してほしい

 

とくに、タケさんに幽霊であることを

告げるシーンは必見

 

そして見て泣いたあとは

清々しい気持ちになってほしい