binary ghost

どこにでもいて、どこにもいない二進法の幽霊

冬の山荘アンダンテいってきた

 

 

推しの出てる

舞台を見に行った

 

結論から言うと

思ってた数倍おもしろかった

 

サスペンスと人間ドラマの混ざりあったような

ネタバレ厳禁なかんじ。

 

じゃあ感想かけねーじゃん!

 

ワイはネタバレ厳禁の作品は

「おびやくんがかつこよかつたです、まる」

しか書けないタイプだ。

 

しかし、ものすごく面白かったのだ

伝われ、この思い。

なんなら取りにこい、この思い。

 

俺に伝える力量がねーんだから

おめーらが読み解けや

って言いたいところだが

そこは精一杯書くので

なんとかアレしてくれ、アレ。

 

とにかく、息がつけない展開

奇妙なめぐりあわせ

んんん?って予想を裏切られる事件の連続

 

ところどころ、クスッとくる

愛着のわくキャラクターもいて

(ライターさんと女子大生コンビくそわろた)

緊張だけが続くわけでもない

かと思ったら急にドーン!!!と

いきなり奈落へおとされる。

 

暴力振るわない時の彼ってとっても優しいの!

みたいな緩急もたまらないのだ。

 

私が見たのはBチーム

キャストさんたちも全員すごく良かったとおもう。

 

人の名前など覚えるのが苦手で

「三歩あるいたら忘れる鳥頭」よりは

二歩くらいは多く

記憶を保持したまんま歩ける才女な俺だが

 

そんなMENSA入りを嘱望される俺ですら

ドラマとかで最初伏線で

意味ありげに出てきたやつとか

だいたいスカッと忘れて後から

 

こいつ誰だっけ…でも一緒に見てくれる友達もいないし

ヤフー知恵袋にでも聞こうかな…と思うことがよくあるのだが

 

この舞台には

「あれ、こいつだれだっけ」が無いのだ。

 

ちゃんとキャラクターが立ってて

一発でおぼえられる。

 

山荘の管理人さんは山荘の管理人さん然としていて

刑事さん達は私が思ってる刑事さん具現化したんちゃうかな?

ついに具現化系として花開いたかな?

ってくらい刑事さんの姿をしてるし

テレビスターはちゃんとテレビスターとして、輝いちゃってごめんなさいと言わんばかりにそこにいる。

月九ドラマでてたよね。たしか。

 

 

なんか不思議な気持ちになった。

 

まるで、そこに本当に山荘があるみたいだし

なんなら、管理人さんの

淹れてくれたコーヒーの香りは

既に私の鼻をくすぐっている。

 

テレビスターは、今まで出たドラマ

見たことないはずなのに

見たことある気さえしてきて

サインください!と突撃したい気にもなってくるし

 

文豪の先生の作品は

知らないはずなのに

私先生の作品よみました!サインください!

と、言いたくなるほど

ちゃんと文豪としてそこに存在していて

 

どうやら私は有名人にあったら

何がなんでも絶対サインほしがり厨

で、あることも浮き彫りになる。

 

 

そして「著名人」みたいな肩書きのない

一般人役の方々もちゃんとリアリティがあって

ヒステリックな彼女は

怒るぞー!きっと彼女怒るぞー!って

欲しがってるときに、ちゃんと欲しい熱量で怒ってくれて

 

そろそろ癒されたい、なんか白熱しすぎると

緊張感ありすぎて、おらのぽんぽん痛くなる

って時はかわいい大学生カップルの二人の

やり取りがあって

 

毒気を抜かれそうになると

不倫三つ巴トリオによって

この世の生臭さもトッピングされる。

 

そして、なんの役かも伏せておきたいのだが

飯川さんの演じられる

とある役がなんかもう不気味だし

 

「だれか」と話しているやよいちゃんが

私に漏らせといわんばかりに

ビビらせてくる。

 

 

実は開演前に

「他のお客様のご迷惑になりますので

お手洗いは済ませてからごらんください」と

アナウンスがあったのだが

 

コミュ障界のスーパーエースである私は

「人の前通るのやだ」という理由で

トイレに行きたくても行けなかったのだが

 

トイレ行きたい事実すら忘れてた。

そんくらい、夢中で見れた。

それに私はやよいちゃんとシンクロする部分があって

産卵期であったらシャケが登ってきそうなくらい泣いた。

 

 

最後の最後ゾッとして

またトイレいきたくなったけど

水分と塩分は作品のお陰で相当減らしてもらえてて、難なく耐えられた。

 

舞台が終わると

一番不気味だった人(役の上でよ、ご本人はイケメンよ)

めっちゃサワヤカに挨拶していて

 

オラ、いきなり都内にワープしちまったぞ

って、キツネにつままれたような気分になれた。

 

一度キツネにつままれてみたい人は

絶対ここでつままれるのがよかろう。

 

あと、おひねりメダルという

素敵な制度があって

安価で買えるちょっとしたチップみたいに

「よかった」と思える役者さんの首に

メダルをかけてあげられる制度があって

全員の首にかけてまわりたい気持ちになった。

 

それを買いにカウンターへ向かう時

あ!ぬいし見にきてくれてありがとね!と

お客様の見送りに出てきた推しの笑顔に

私は一瞬で

「帯谷俊太郎にメダルかけマシーン」となり

帯谷くん首もげ落ちそう

と、周りの皆さんに引かれるほど

泣きながらメダルをかけてきた。

 

いつもだったら、絶対買わないんだけど

おもしろかったので、脚本も買った。

 

もちろん、絶対サインほしがりマンらしく

帯谷氏にサインをせがんだ。

 

【まとめ】

あと二日しかないから絶対急いでいったほうがいい。

 

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