binary ghost

どこにでもいて、どこにもいない二進法の幽霊

飛び道具がやってきた

 

仕事で最近いつも遅くて

家には寝に帰る生活になっています

 

日によって少しズレはあるものの

移動時間が長くって(片道二時間)

行きは豪快にヨダレ垂らして眠り

帰りは映画見て帰るの繰り返し

 

なので、プライベートで人に会うのは

先日婚約したちよちゃん(4/28日記参照)くらいで

相変わらず孤独を極めています

 

 

そんな中、先程

産卵後のシャケくらい疲れた体を

引きずって帰宅した私の前に

天使が現れました

 

ドアフォンの前に立つ彼は

どうみても中学生くらい

なんかオドオドしてる

かわいい男の子

 

 

秒でドア開けますよね

 

えねーちけーの受託契約員でした…

 

 

 

 

くそう!くそう!

こいつショタだから

ショタぶつけりゃ契約するだろうってか?

その通りだよどちくしょう

 

「あの…ぼく、えねえちけーから受託できたんです…」

 

言い方からしてもう

狙ってるとしか思えないあざとかわいさ

 

「えっとー、うち、テレビないよ

あがって確認してく?」

(出張中に母と弟が強盗に入って持ち去った)

 

「あっ、いえ、女性のお宅にこんな時間にあがりこむなんてだめですよ…」

 

なんか、誘拐しようとしてるみたいな自分にテンションあがるわ

 

「ところで、失礼だけど君なんさい?バイトなの?」

 

「ち、ちがいます、22さいです」

 

 

合法ショタというやつか

 

「ぼく、今日朝からずーっとこのへんにいたけど

土曜日だからなかなかみなさん相手にしてくれなくって…

おねえさんにも以前から何回かピンポンしに来たんだけど

いっつもお留守だったから

今日初めて会えて嬉しいです!えへへ」

 

こいつ…!見抜いてやがる…!

完全に対ショタコン訓練受けてやがるな…!

 

 

「私も嬉しいな、是非あがっていってよ

お茶でもいれるからさ」

 

「え、で、でも…」

 

「怒られちゃう?」

 

「は、はい…」

 

「じゃあ、内緒にしておけばいいよ

私とお茶飲むの嫌…かな?」

 

「いえ、そうじゃないんです…でもぼくまだお仕事中だから…」

 

「仕事中に不測の事態なんてよくあるんじゃないかなぁ?

ほら、はやくあがって」

 

「いけません…おねえさん!」

 

「緊張してるの?うふふかわいいのね

余計に意地悪したくなっちゃう」

 

「ぼくそんなつもりじゃ…!」

 

 

 

※からここまで私の妄想

 

おい、いまキモイっつったやつ両手を上げろ

 

腕を前から上にあげて背伸びのうんどーーーーーーー!

 

そのままレイディオ体操してればいいじゃない

 

あ、ちなみに彼は粛々と契約終えて帰っていきました

もちろん私もコミュ障らしく

「あ、はい」

「い、いえ大丈夫っす」

しか言いませんでした

 

でもさぁ、最近思うんだけど

「あ、はい」と「いえ、大丈夫っす」の

二つだけで意思疎通できるあたいって

逆に考えるとすごいコミュニュケーション能力高いんじゃない?

 

もちろん読み解いてくれる

相手の能力が高いだけなのは

わかって言ってんだけどさ

 

とりあえず、えねーちけーには

してやられたね

 

みんなも気をつけて!

妙にかわいいショタっ子が

玄関の前でもじょもじょしてても

ドアあけちゃうとこうなるよ

 

ちなみにその合法ショタ

ちいさくてすんごい可愛いのですが

声はふつーの成人男性だったので

脳内で推しとすり替えて楽しみました

 

受託契約員さんも気をつけて!

こういう変態の家にあたることもあるから